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過去にあった出来事

それは、15年ほど前の出来事。滋賀県大津市で母方の親戚で、
琵琶湖のとあるホテルの会長が亡くなられた事が始まりです。

母から連絡を受けたのが深夜すぎのことで次の朝一番の新幹線で、2人の叔母も同行との事。
 自慢ではないが遅刻、寝坊をしたことがない自分が何故かその朝寝坊たるものをおかしてしまった。
あせる気持ちを抑えつつ博多駅へタクシーで急ぐ。この時代まだ携帯は普及しておらず連絡よりは
まず駅に行こうと・・・。
新幹線口から改札口へ、      ん?改札口を出てすぐのベンチに母が座っていて、寝坊した自分をにやけつつ
見ながら2人の叔母は先の新幹線で向かったとの事、「しょうがないくさ」の一言ですませ
切符売り場へ向かった。急ぎで京都まで行きたいと次の新幹線切符を購入しようとしたとき
「のぞみ」を勧められた。よく分からないが同額の値段で、その時代一番早いと言われた「のぞみ」で京都に
向かうことになった。

京都駅に着くと湖西線へダッシュ!なんせ2人の叔母は先に向かっているは、密葬で時間もやばいかも。
丁度いいタイミングで湖西線で雄琴に向かい、到着後出るとたった1台タクシーが。
「運がよっかた」と早朝の琵琶湖をホテルへ向かう。
密葬と言っても何処でやっているかまでは確認していない母と自分。フロントで聞くと離れ新館一階奥の部屋との
応対。聞くと同時に、ダッシュ。

喪服の人だかりを見つけると、喪主の叔父から「早く早く」との声が。
着替える暇も無く通路両脇の多くのご親族の真ん中を奥の部屋へ。

ことなく密葬を終え棺おけに杭を打つ寸前であった。叔父(会長)に最後の別れを告げ出棺。
後で話を伺うと、福岡(母叔母をあわせた4人)はまだかなと話をしていた時に、黒のコート
羽織った母と自分が、さも主役登場宜しく、映画のワンシーンのように見えたとの事。(不適切かも)
自分は喪服の上にコートを羽織っていたが、
母は喪服をバックにいれ、紫の服の上にコートだったんで脱ぐわけにもいかなかった訳で。

2人の叔母は20分後に到着、火葬場にも行けず部屋で待機でした。
会長が最後に間に合わせてくれたと奇跡を信じずにはおれません。
のぞみにしても、湖西線にしても、タクシーにしても、
その時間だったからこそ、
言うなれば【あの朝寝坊】も?

それから会長の葬儀は1000名を超える人々の弔問をうけことなく話は終わります。
大津で周忌のたびに【母と自分の登場シーン】は語り草との事です。